9月12日、5回目を迎えるエイブル・アート・アワードの選考会が協会事務局にて行われ、今年度の支援先が決定しました。
今回は制作支援・展覧会支援ともに過去最多の応募数となり、応募先も全国各地から新しいグループや個人の方も多くみられ、改めてアワードを続けていくことの意味の大きさを実感しました。また、福祉施設や作業所以外での取り組みが、急速に増えていることも実感し、障害のある人たちの表現の場が地域の中に拡がり始めていることを感じます。 昨年残念ながら該当なしという結果になった「展覧会支援の部」は、今回はひときわ光る作品が多く、選考者からは「去年応募してくれていたら!」と惜しむ声があがっていました。
将来的には、これまで支援対象となっていない、パフォーミングアートへの支援も実現させたいと考えています。もちろん、支援先を増やすことも重要な課題です。より充実したプログラムとなるようさまざまな努力をしていきたいと考えています。そのためにも、企業、団体、個人の方からのご支援もお待ちしております。
*エイブル・アート・アワードは、大成建設の寄付金により運営されています。
*制作支援の支援先には10月に10万円が振り込まれ、画材の購入に充てていただきます。直接制作に関わることであれば使途は自由。
この資金をきっかけにさらに自由で豊かな表現活動が行われることを期待しています。