エイブル・アート・アワード 2013
「画材支援の部」を募集します!
エイブル・アート・ジャパンは障害のある人たちの芸術活動を支援するために、1994年の設立以来、
作家の発掘、作品発表機会の提供、サポーターの育成、著作権や所有権に関する整備などを行ってきました。
また、多様な表現が受容される社会づくりや、アートを仕事につなげる仕組みづくりなどにも取り組み、さまざまな角度から活動を展開しています。
こうした活動の一環として、私たちは1998年から、障害のある作家の発掘と制作現場への資金的なバックアップを目的とした「エイブル・アート・アワード」を開催しています。
2013年度は、「画材支援の部」を拡大し、皆様にご案内させていただきます。
作家として活躍する可能性を秘めた、既成概念にとらわれない、個性豊かな作品に出会えることを楽しみにしています。
また、個人の表現力だけでなく、アートの力を感じさせるグループでの活動も応援していきます。
多くの方々のご応募をお待ちしています。
画材支援の部
■支援の対象
障害のある人で、絵画や立体造形などの創作活動を行っている作家を対象とします。個人、グループを問いません。
■支援の内容
①「 マツダ賞」
個人または団体 2か所 油絵具:各1セット
②「 ターナー絵の具賞」
a.個人2名
アクリルガッシュ 20ml
36色セット:各1セット
b.団体2か所
イベントカラー 550ml
スパウトパックBOXセット:各1セット
■選考基準
独創的で豊かな表現力に満ちた作品を生み出す作家であること。また、アートを通して積極的な活動をしているグループなど。
■応募方法
1 応募用紙をダウンロードするか、エイブル・アート・ジャパン事務局までご請求ください。
2 応募用紙に、必要事項を記入し、関連資料(作品写真など)を添付して事務局までお送りください。
3 締切は2013年12月27日(金)(必着)です。
4 選考は2014年1月上旬に行い、選考結果は郵送にてお知らせします。
5 絵の具贈呈は2014年2月を予定しています。
展覧会支援の部
*公募はいたしません。
■背景について
2013年2月、エイブル・アート・アワード14年間の取り組みを振り返る公開型の会議を開催し、過去の受賞者一人ひとり
にヒアリングを行いました。1990年代からの関係者の努力やさまざまな企業等のご支援により、障害者アートの社会的
認知度は高まりつつありますが、しかしながら、ヒアリングでは深刻な課題も明らかになりました。それは、過去の受賞者
であっても、支援側の事情により創作ができなくなった、施設や家族では展覧会などのアウトプットが継続できていない、
などです。
そこで、2013年度の「エイブル・アート・アワード 展覧会支援の部」では、アワード受賞後のフォローアップの一つと
して、現在も意欲的に創作している人、発表をしたい人、作家としての自立的な活動を目指している人、に焦点を絞り、個展
の開催に力をいれることにしました。
■支援の対象と内容
①エイブル・アート・アワード2013展覧会支援の部【特別展】
2009年度受賞作家 松尾由佳さんの個展を開催いたします。
● 2013年12月16日[月]~21日[土](6日間) ガレリア・グラフィカbis(東京都中央区銀座6-13-4 銀座S2ビル1階)
②NPO法人エイブル・アート・ジャパンによる独自の支援
● 2003年度受賞作家 藤橋貴之さん/10月31日~11月10日(木・金・土・日のみ開廊)
● 2011年度受賞作家 星野祥代さん/11月28日~12月2日(木・金・土・日のみ開廊)
A/A gallery(東京都千代田区外神田6-11-14 アーツ千代田3331 #208 NPO法人エイブル・アート・ジャパン内)
*この展覧会は12月に二人展として、ルクセンブルグ公国にあるCOOPERATIONギャラリーにも巡回します。
詳細はウェブサイトでもご案内させていただきます。
*このプロジェクトは以下の方々のサポートを受けて運営されます*
■協 賛(予定)
松田油絵具株式会社、ターナー色彩株式会社(以上、画材支援の部)、富士ゼロックス端数倶楽部、富士ゼロックス株式会社、
花王ハートポケット倶楽部、花王株式会社(以上、展覧会支援の部)
■特別協力 ガレリア・グラフィカ(展覧会支援の部)
■協 力 財団法人たんぽぽの家、エイブルアート・カンパニー