ちらしはコチラ
日本各地で起きている「障害×アート」の先駆的でユニークな取り組みを紹介し、
ソーシャルデザインのための新しいヒントをみつける情報交流の場です。
2016年3月に開催したフォーラムの後、より丁寧に活動の立ち上がり、活動の方法、
活動の意義、活動を通じた社会の変化を確認したいとご要望をうけてきました。
そこで2017年度は、プログラムごとにじっくりと話をする場を設けることとしました。
今年度のテーマは「参加のデザイン」。
個性と熱意に満ちた実践者たちと交流しながら、障害のある人と一緒に芸術文化を通じて、
人と社会の可能性を探ってみませんか。
みなさまの参加をお待ちしています。
主催:NPO法人エイブル・アート・ジャパン
協力:一般財団法人たんぽぽの家
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
---------------------------------------
第4回
手話は伝達手段をこえる?!
美術と手話プロジェクトの試み
2017年8月26日(土) 14:00-17:00 (13:30開場)
会場:アーツ千代田3331 A/Agallery(2F)
2016年1月23日、東京都庭園美術館で「もしもガレがガラス職人に手話で指示を出したとしたら」というワークショップが行われました。
美術と手話プロジェクトと東京都庭園美術館による協働の企画です。
美術鑑賞において聞こえない人は、「見ることができるから特別な配慮は必要ない」と思われがちですが、美術館には、聞こえないことによる不便がさまざまにあります。
例えば、受付などでコミュニケーションがスムーズに行かない、音声ガイドやガイドツアーは話が聞き取れない・聞き取りにくい、美術用語の手話が少ない、などです。
東京都庭園美術館では、そうした当事者のグループとともに課題をわかちあい、その後、この企画の協働に至りました。
ワークショップではガラス職人の専門用語を表す、新しい手話の表現を作りました。
用語を曖昧に理解していては手話の表現を作ることができません。
手話を作ろうとする過程で、難しい専門用語の意味が丁寧に解き明かされ、聞こえない人にとってだけでなく、聞こえる人の理解もまた深まりました。
美術と手話プロジェクトの実践を通して、多様な人が楽しむことができるアートのあり方やその可能性について考えます。
話題提供者
八巻香澄 さん
東京都庭園美術館学芸員
1978年福島県生まれ。東京大学美学藝術学専修課程卒業。
ミュージアムマネジメントのための各種リサーチや展覧会実務などの経験を経て、2006年より現職。
2014年度から新たにラーニング・プログラム「ようこそ あなたの美術館へ」を立ち上げ、来館者の美術館体験をより能動的にするデザインを模索している。
美術と手話プロジェクト
「聞こえない人・聞こえにくい人」にとっての美術鑑賞へのニーズを広く伝え、美術・美術館の楽しみ方を探求している。
鑑賞プログラムの整備、美術用語の手話化、種々のワークショップ、美術館等への企画協力などを行なっている。
---------------------------------------
対象:障害のある人、芸術文化関係者、福祉・医療関係者、行政関係者、企業関係者、教育関係者、NPO関係者、学生等。
定員:30人
参加費:一般2,000円、学生1,500円、エイブル・アート・ジャパン会員1,000円
※当日、会場にて直接お支払いください。
お申し込み方法:電話、FAX、E-mail、郵送またはウェブサイト上の申し込みフォームから
下記のお申し込み事項①~③をお知らせください。
①お名前 ②ご所属先・活動内容
③連絡先(住所/電話、Fax、E-mailのいずれか)
お申し込み締切:2017年8月19日(土)
なお、定員になり次第、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
お問い合わせ・お申し込み先:
NPO法人エイブル・アート・ジャパン
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14アーツ千代田3331 #208
電話 03-5812-4622 Fax 03-5812-4630
E-mail:office@ableart.org
*申し込みフォームはこちら
障害に関わるサポートについて
手話通訳が必要な方は、開催の2週間前までにお知らせください。
その他、セミナー参加において必要なサポートがあればNPO法人エイブル・アート・ジャパン事務局まで
お気軽にご連絡ください。