インクルーシブアートを通して考える
舞台芸術の可能性

プログラム

2008年3月16日(日)in仙台

 

A.ワークショップ

10:00〜12:00
定員各20名 参加費500円 ※障害の有無にかかわらずどなたでも参加できます。

@ダンスワークショップ
場所 仙台市旭が丘市民センター

講師に関西を中心としてダンスソロ、デュオ、振付家として活躍している砂連尾理氏を迎えたダンスワークショップです。何気ない動きから発展させ、気がついたら,踊っている自分がいる。動きであそんで,動きでおはなし。そんな時間の中で,自分自身のダンスが生まれてきます。ダンス経験の有無に関係なく誰でも参加できます。

講師 砂連尾理(振付家 ダンサー)

A音楽ワークショップ
場所 青年文化センター地下1階ビデオスタジオ

講師に即興音楽家、NHK教育テレビの新番組「あいのて」でおなじみの野村誠氏を迎えた音楽ワークショップです。何気ない日常の中にある【おと・りずむ】から、音を感じ、ハーモニーを広げていきます。ピアノ演奏として仙台の稲垣達也氏も参加します。

講師 野村誠+稲垣達也

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B.シンポジウム

第一部13:00〜15:00/第二部15:15〜17:15
定員100名 参加費1,000円

障害のある人とアーティストが参加して、これまでにみたことのない舞台芸術作品を創る動きが各地で広がりつつあります。仙台では、みやぎダンスが「インクルーシブダンス」を提唱し、活発な展開を行なっています。また、全国では2004年からスタートした、明治安田生命社会貢献プログラム「エイブル・アート・オンステージ」をきっかけに、各地で多様で実験的な取り組みが行なわれるようになりました。これらの取り組みを徹底的に検証することで、障害のある人たちを交えた,パフォーミングアーツの新たな可能性と広がりについて迫り、インクルーシブアートの今後の展開と展望に迫ります。

第一部 
『徹底検証!みやぎダンス みやぎダンスはアート作品を創造しているか?』

障害のある人もない人も、誰にも開かれたアートの創造をめざし「インクルーシブダンス」という概念を提示し活動を行っている「みやぎダンス」。みやぎダンスのこれまでの取り組みと、発表してきた作品を俎上にあげ、「参加性」と「芸術性」の両面から徹底的に検証します。インクルーシブアートとは何か、インクルーシブアートの課題と可能性に迫ります。

シンポジスト>   

砂連尾理 (ダンサー、振付家)

志賀玲子 (大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任教授、兵庫県伊丹市立アイホールプロデューサー)

定行俊彰 (NPO法人みやぎダンス理事長)

Cocoona (パフォーマンス集団白A代表)

<コーディネーター> 

楫屋一之 (世田谷パブリックシアター チーフプロデューサー)

第二部 
エイブルアート・オンステージからみる,インクルーシブアートの可能性  

2004年からスタートした明治安田生命社会貢献プログラム「エイブルアート・オンステージ」は、障害のある人に参加や発表の機会を提供することに加え、アーティストとのコラボレーションを通して、これまでに見たことのない新しい表現を生み出すことに重点を置いています。毎年6〜8グループに対して支援を行なう「活動支援プログラム」では、これまでに全国29の取り組みに対して支援をしてきました。この中から特にユニークな3つの活動を紹介し検証することで、インクルーシブアートの可能性に迫ります。

各地事例報告

 演劇  「パフォーミングユニットくらっぷ」〜奈良県〜 代表:もりながまこと

知的障害のある人たちと、関西で独自の演劇活動を行っているもりながまことによる演劇ワークショップとして04年より活動を開始。翌年にはカフカの原作にヒントを得た「掟の門」を上演。障害のある人たちの世界観、存在感を切り口に、芸術による問いかけ方そのものを問い返す実験的な作品づくりを行なっている。

 

 音楽  「音遊びの会」〜兵庫県〜 代表:沼田里衣

音遊びの会は、神戸大学院生が仕掛けた、知的障害者と第一線で活躍するプロの即興音楽家、音楽療法士が出会い、セッションをする音楽プロジェクト。さまざまな試行を繰り返し、神戸の洋館やホールでのライブを実施。支援終了後も活動を継続。CD発売や大友良英率いるONJOへのライブ出演も果たした。

 

 ダンス 「Dance & People 」〜兵庫県・大阪府・京都府〜 代表:五島智子

Dance&Peopleは、地域をベースにさまざまな身体性の人が出会うワークショップを行なう一方、質の高いパフォーマンス作品の発表も行なっている。「エイブルアート・オンステージ」では過去に2回の支援を受け、視覚障害のある人のダンスや、ソロダンスに着目。新しい表現領域を開拓している。

コメンテーター  野村誠 (音楽家、エイブルアート・オンステージ実行委員)

コーディネーター  播磨靖夫 (エイブル・アート・ジャパン常務理事)

 

 

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